彼方霧白蓮さん

　
…デレですか？デレなんですか！其処らへん如何なんです彼方霧さん…！
（※違　い　ま　す）

うふふ、では優越乍ら緩りと御答えさせて頂きますね！

【主人公バトン】 ～おお ゆうしゃよ もだえしぬとはなさけない～

　
いやだって可愛いんですよおおおおおおおう！（ごろごろ）
何ですか彼のカップルの可愛さは、反則ですよ！個々でも愛らしいのに二人並ぶと絶大な威力を放つだ何て予想は出来れども不意打ち的ドストライク、否々デットボール。あんなにも今迄焦らして居た癖そんな急に何事ですッ、春効果ですか！おにいさん聞いてませんよ！
…でも末末永く幸せで居て欲しいですねェうふふ！僕が好きなのは甘い菓子だけじゃあ無く甘い御話に甘い時間、甘い顔に甘い言葉にエトセトラ、御二人の甘い雰囲気も、是非是非味見したいものですよ、…御邪魔にならない程度にね。

さて、折角戴いた気分転換の気分を存分に使用しましょう、か。
…ニヤニヤは兎も角トランプタワー？…、驫木さんはトランプじゃなしに御二人の時間を積み重ねて下さいね、うふふ、天辺にはチャペルの鐘、其の下で腕を組んだ御二人、に、「おにいちゃん」と呼ばれるボク。娘さんはボクに―（妄想に浸って居る様だ！）

君の胸にダイヴしたいよ

　―さて、後ろの輩が御疲れらしいから偶の息抜きでもしようか寝子君。
　　　　　　　まア正直“御疲れ”ならサッサと寝ろと云う話だがねえ？
　おや、おや、珍しく辛辣な御言葉を吐かれるのですね、愛染さん…
　　　　　　　其れはデレと視て宜しいか。
　…はい？

【恋愛バトン】

　
「私は恋することを知らない」と少年は言う、
「また知ろうとも思わない。恋が猪ならば、狩り立てもしようけど。
　恋は多くを負うことだ、私はそれを負いたくない。
　恋に対する切なる想いは、恋を蔑むことを恋するだけ。
　なぜなら、恋は死のただ中にある生で、
　それは同時に笑ったり、泣いたりするものだと、
　私は聞いて知っているのだから」
―――「ヴィーナスとアドゥニス」。

【主人公バトン】

　
…俺にしては重役過ぎやしないか！脇役だッてマトモに出来やしないのに！
まア、ラブロマンスの主人公じゃあ無かっただけ好いのだけれどね！俺が主人公で出来るラブロマンスなんざ、美女と野獣位に決まッてる。

其れにしても背後君は平気なのだろうか…、姫を城で無く家に閉じ込めるとは世も末だねエ。