(うそつきアリス)
Posted by 後ろの人 - 2009.12.11,Fri
好いかウサ公!
日本のクリスマスッて奴は論理的な狼が「爆発しろ」と咆哮を上げ、
妙に目に付くカップル達を片眼にイルミネーションでさえ照らせぬ程の仄暗い気分になる日だ!
そんでもッてサンタは気の良い爺さんじゃア無くて好い脚の姉ちゃんだ!
嗚、其れはさておき群馬にゃあ縁切り寺が在るんだが――――
やめてええ!夢壊さないでえええ!さり気なく別れを勧めないでええええ!
サ…サンタさんは、くるもの!絶対くるもの!わたし、しんじてるもの!
嗚呼彼は………、あれは雪の日の銃撃戦の中での話でした。
前方から無慈悲に降りかかる銃弾の雨に対し生身の彼は余りにも無力。
一人の子供を背に必死に庇うもそろそろ限界が見えて来た―――其れならば。
彼は背後の子供にプレゼントの詰まった白い袋を押し付け静かに言い放つ。
「男の子だろ。自分の身位護れるよな、此使って銃弾防げ」
「えっ…!でも、此は皆の贈り物じゃあ――」
「馬鹿。確かに其れは大切な皆の贈り物だ、でもな。
御前が神様から貰った大切な贈り物、命にゃあ到底敵わないんだよ。
其れに比べりゃサンタさんの贈り物何ざ唯のガラクタだ。
其れを、其の贈り物を、たった一人の贈り物護れねえで何がサンタだ。」
「でも!でも!サンタさんはどうするの。何も防げるものが――そうだソリを」
「阿呆。ソリは壊せねえんだよ――頼むぞトナカイ」
ドンッ――!、子供は始め何が起きたか判らなかった。
だがソリの木の目に触れた時、サンタの姿が遠ざかった時、やっと気付いたのだ。
彼が自分だけを逃がしてくれた―――夜空に悲痛な子供の叫びが響く。
其の下でサンタは自嘲気味に呟いた。
「全く今日はやけに赤いな、サンタさんの服はよ………」
サンタさああああああああん!!
日本のクリスマスッて奴は論理的な狼が「爆発しろ」と咆哮を上げ、
妙に目に付くカップル達を片眼にイルミネーションでさえ照らせぬ程の仄暗い気分になる日だ!
そんでもッてサンタは気の良い爺さんじゃア無くて好い脚の姉ちゃんだ!
嗚、其れはさておき群馬にゃあ縁切り寺が在るんだが――――
やめてええ!夢壊さないでえええ!さり気なく別れを勧めないでええええ!
サ…サンタさんは、くるもの!絶対くるもの!わたし、しんじてるもの!
嗚呼彼は………、あれは雪の日の銃撃戦の中での話でした。
前方から無慈悲に降りかかる銃弾の雨に対し生身の彼は余りにも無力。
一人の子供を背に必死に庇うもそろそろ限界が見えて来た―――其れならば。
彼は背後の子供にプレゼントの詰まった白い袋を押し付け静かに言い放つ。
「男の子だろ。自分の身位護れるよな、此使って銃弾防げ」
「えっ…!でも、此は皆の贈り物じゃあ――」
「馬鹿。確かに其れは大切な皆の贈り物だ、でもな。
御前が神様から貰った大切な贈り物、命にゃあ到底敵わないんだよ。
其れに比べりゃサンタさんの贈り物何ざ唯のガラクタだ。
其れを、其の贈り物を、たった一人の贈り物護れねえで何がサンタだ。」
「でも!でも!サンタさんはどうするの。何も防げるものが――そうだソリを」
「阿呆。ソリは壊せねえんだよ――頼むぞトナカイ」
ドンッ――!、子供は始め何が起きたか判らなかった。
だがソリの木の目に触れた時、サンタの姿が遠ざかった時、やっと気付いたのだ。
彼が自分だけを逃がしてくれた―――夜空に悲痛な子供の叫びが響く。
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「全く今日はやけに赤いな、サンタさんの服はよ………」
サンタさああああああああん!!
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TWのPBWのPCブログ。
角砂糖一個分の不快感を感じた方は華麗にリターン。
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此処の作品は、株式会社トミーウォーカーのPBW『TW1:無限のファンタジア』『TW2:シルバーレイン』用のイラストとして、各キャラが作成を依頼したものです。イラストの使用権は PLに、著作権は各絵師・候補生に、全ての権利は株式会社トミーウォーカーが所有します。
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